本体工事が“建物本体をつくるのにかかる費用”、付帯工事が“その建物に住めるようにするために必要な費用”、諸費用が“工事以外にかかる費用”になっていることがわかります。
では、これらの金額はどのようにして決まるのでしょうか。次章で説明します。
宮崎市の注文住宅で建築費用が決まるポイント
注文住宅の建築費用は、主に次のようなポイントで決まります。
● 住宅面積、形状
● 設備、仕様
● 敷地条件
● 諸費用それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅面積、形状
建築費用にもっとも影響するのは、住宅面積です。施工範囲が大きくなるほど、建築費用も高くなっていきます。
また、家の形状も建築費用が高くなる要因のひとつです。たとえば凹凸が多い家は外周の長さと出遇・入遇の数が増えるため、使用する壁材と部材が増える分、キューブ型の家よりも建築費用が高くなってしまいます。
費用を抑えるコツとして“シンプルな形状にすること”が挙げられるのは、これが主な理由です。
設備と仕様
設備や内装のグレードを上げると、当然ながら建築費は上がります。グレードが上がるほどデザインも機能性もUPするので、ついつい誘惑に負けてしまいそうになりますが、予算内で建築費用を納めるためには、優先順位と希望の取捨選択が必要です。
敷地条件
敷地条件は、付帯工事の費用に影響します。
たとえば、田んぼや畑を造成して間もない土地は地盤が不安定なことが多く、場合によっては地盤改良工事が必要になります。
さらに、水道やガス、電気も新たに引き込む必要があります。旗竿地などで前面道路から距離があるとそれだけ工事費用も高くなるので、土地探しの際には土地価格だけではなく、その後どんな費用がかかってくるのかも考えながら選択することが大切です。
諸費用
家を建てる人によって、かかる費用とかからない費用が出てきます。
たとえば、建物を建てる前に行う地鎮祭や棟上げが終わったときの上棟式。最近では地鎮祭だけで上棟式はしないとか、どちらも行わず、近隣の方に着工の挨拶と粗品を配るだけという方も増えています。
住宅ローンを借りる人と自己資金でまかなう人でも諸費用の額は変わってきます、引っ越しの時期によっても金額に違いが出てきます。
まとめ
宮崎県における注文住宅の平均建築費用は3,230万円、他の地域でも3,000万円台が平均値となっていました。
しかし、家づくりはこだわればこだわるほど、建築費用がどんどん上がっていくものです。理想の住まいを叶えるためには希望をいろいろ詰め込みたくなるものですが、優先順位決めと取捨選択をしなければ、あっという間に予算オーバーしてしまいます。
最近では、ある程度仕様の決まった規格住宅や建売住宅を選ぶ方も増えていますが、設計や仕様、予算の自由度が高いのは、やはり自由設計の家です。宮崎住宅建設工業では完全自由設計の注文住宅で、お客さまの希望をもとに、予算内で実現できる住まいの提案を心がけております。費用面での不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。