宮崎市は宮崎空港から近く、利便性の良さが魅力のコンパクトシティです。
宮崎駅バスターミナルは高速バスの発着点となっているため、旅行や出張で福岡や熊本、長崎などへ移動するときにも大変便利。宮崎駅と南宮崎駅にはJRの日豊本線と日南線が乗り入れているため、宮崎駅周辺エリアに住むことになれば、公共交通機関での移動に困ることはまずないでしょう。

一方、駅から少し離れると、市バスが主な公共交通手段となります。通勤・通学ラッシュの時間帯であれば1時間に1〜3本運行する路線もありますが、昼間の運行本数が少ないことで不便を感じている住民も多いのが現状です。買い物や通院など、日々の移動は自家用車がいいですね。

地域によって利便性に差のある宮崎市ですが、市全体として見るとスーパーやドラッグストア、病院、学校などの生活に必要な施設も充実していますし、駐車場も広く停めやすい所が多いので、車の運転に慣れていない方でも安心です。

参考記事：宮崎県宮崎市の住みやすさをチェック！注文住宅を建てるおすすめエリアも紹介

子育て世帯が注文住宅を建てるとき、土地を選ぶ上で外せないのが公的な子育て支援制度の充実度ではないでしょうか。調べてみると、宮崎市には次のような子育て支援制度がありました。

・出産・子育て応援事業
・子ども食堂
・医療費の助成

それぞれの制度内容を、簡単に見ていきましょう。

『出産・子育て応援事業』は、妊婦さんが安心して妊娠・出産できるように給付金を支給する制度です。出産前、出産後に保健師の面談を受けると給付金の申請案内書が郵送で届き、申請後に出産応援給付金として妊婦1人あたり5万円、子育て応援給付金として生まれた赤ちゃん1人あたり5万円が支給されます。
面談を通して必要なサービスや相談支援を受けられると同時に、給付金として現金が支給されるという、精神面と経済面の両面から子育て家庭を支える制度になっています。

参考元：宮崎市「出産・子育て応援事業について」

子ども食堂は、地域の子どもや保護者、住民に対して「栄養のある食事・温かな団らん」を提供することを目的とした社会活動の一環で運営されています。無料または低価格で食事をふるまうほか、住民のコミュニティの場としても活用されています。
宮崎市には令和6年（2024年）3月末時点で44か所の子ども食堂があり、その多くが土曜日に開放されています。料理を作るのがつらいとき、子どもの食育について考えたいとき、人とのつながりがほしいときなど、ぜひ利用してみてください。

参考元：宮崎市「『みやざき子ども食堂』」

今や全国的に普及しつつある、子ども医療費の助成制度。制度の内容は自治体によって異なり、なかには所得に応じて段階的に負担額が上がり、一定の所得を超えると助成対象外となってしまう自治体もあります。
ところが、宮崎市の場合は対象要件を満たしていれば、世帯の所得にかかわらず0歳〜中学3年生までのすべての子どもたちが医療費の助成を受けることができます。

参考元：宮崎市「子ども医療費の助成について」

参考記事：宮崎市に住むなら知っておきたい「子育て支援制度」とは？助成の内容や手続き方法を紹介

令和6年（2024年）の宮崎市住宅地の地価公示平均価格は、48,381円/㎡（159,937円/坪）。単純に計算すると“50坪の土地＝約800万円”という計算になりますが、土地売買の相場で考えると実際の購入価格は1,000万円前後になるでしょう。
ただし、この価格はあくまで平均値であり、同じ宮崎市内でも地域によって地価には大きな差があります。たとえば、県立美術館の南側や駅・国道10号付近のような利便性が良い場所は、宮崎市内でも地価が高めになっています。

 

今年度（2024年度）、宮崎市を中心とした宮崎県の地価が25年ぶりに上昇に転じたとのニュースがありましたが、上記のような利便性の高い土地のほか、地震や大雨時に被害が少ないであろう高台の地価上昇が、宮崎市全体の住宅地の地価を底上げする形になったようです。
この先も土地需要が増え続ければ、それに伴い地価も少しずつ上がっていく可能性があります。住宅用地の購入をご検討中の方は、早めの決断が必要かもしれません。

しかし、地価も住宅ローンの金利と同じように、先の動きを正確に予想することはできません。今後、住宅ローンの金利が上がれば不動産需要が減り、逆に地価が下がる可能性もゼロではありません。
まずは、希望する地域の土地が現時点でどのくらいの価格で売り出されているのか、この辺りを調べてみると良いでしょう。

宮崎市に住む方からとくに人気なのは、利便性が良い宮崎駅エリア、宮崎駅から車で15分圏内の西池エリア、そして花山手エリアです。
西池エリアと花山手エリアは教育施設や図書館、文化ホールが近く、スーパーやドラッグストア、病院なども充実している、古くから人気の住宅街です。注文住宅を建てるのに適した環境で競争率も高く、条件の良い土地が出てもすぐに売れてしまいます。

そこで今、狙い目なのが月見ヶ丘、平和が丘、希望ヶ丘、宝塚ニュータウンなど、昭和40年〜50年代に造成された新興住宅地。世代交代が始まり、売りに出される土地が増えてきています。   

どの住宅地も宮崎駅からバスで20～30分ほど離れていますが、住宅地内で生活が完結するように街全体が整備されており、新興住宅地とは違って町内会や子ども会がしっかり機能しているので、近所付き合いを大切にしたい方に向いています。

しかし、多くの人に人気のエリアやおすすめのエリアが、誰にとっても理想的な土地だとは限りません。通勤や通学、土地予算など総合的に判断して、あなたとご家族にとってベストな土地を見つけてください。

参考記事：宮崎市の土地価格・相場は？今後10年の価格推移も予想！注文住宅を建てる際の土地選びのポイント

空港や主要駅がある宮崎市は、利便性が良く子育て支援も手厚い、とても住みやすい街です。今回のコラムを参考に、どの地域が自分たちに合っているのか。ぜひ、ご家族で話し合ってみてください。
宮崎住宅建設工業では、土地探しや資金計画を含めたトータルでのご相談も承っております。宮崎市で注文住宅の新築をお考えの方は、宮崎県宮崎市の工務店【宮崎住宅建設工業】へお気軽にご相談ください。