宮崎市で公表しているハザードマップは、以下の通りです。

・洪水ハザードマップ
・津波ハザードマップ
・ため池ハザードマップ
・土砂災害ハザードマップ

宮崎市は、宮崎県の南部に位置します。宮崎平野に位置するため比較的平坦な地形で、市内中央部を流れる大淀川が東側に面する日向灘に注がれています。
年間の平均気温は18℃、年間の降水量が2,000㎜を超える、温暖で降水量が多い九州地方の典型的な気候となっています。

参考元：宮崎市洪水ハザードマップ
参考元：宮崎市津波ハザードマップ
参考元：宮崎市ため池ハザードマップ
参考元：宮崎市土砂災害ハザードマップ

宮崎市内で水害リスクの高い地域は、主に市内の中心部を流れる大淀川の周辺です。さらに、清武川（きよたけがわ）、加江田川（かえだがわ）、一ツ瀬川の周辺も水害リスクが高いエリアに指定されています。
また、宮崎市内には農業用のため池が多数点在しており、大雨による堤防決壊で水害が起きるリスクもあります。
ハザードマップを見る限り、平野上に位置する宮崎市は川の越水による被害の拡大範囲が多く、ほとんどの市街地がハザードリスクに該当するエリアです。

参考元：宮崎市洪水ハザードマップ
参考元：宮崎市ため池ハザードマップ

宮崎市は市の東側が日向灘に面するため、津波ハザードマップがあります。津波ハザードマップは、2013年2月に県が公表した「南海トラフ巨大地震」が起きた場合を想定した「津波浸水想定」をもとに作成されています。
これによると、市内を南北に通るJR日豊本線より東側の地域に津波ハザードの該当地域が集中します。

参考元：宮崎市津波ハザードマップ

宮崎市は大淀川など複数の河川が流れており、市内の大部分がハザードの対象地域です。よって、水害リスクを避けて土地選びをすることが難しいエリアと言ってもよいでしょう。
では、水害リスクを避けられない宮崎市内で注文住宅を建てるときには、どのような水害対策を行い家づくりを進めていけばよいのでしょうか？

一つ目は、敷地を盛土してかさ上げすることで、敷地内への水の侵入を防ぐ方法があります。周辺の土地より少しでも高さを上げることで水害リスクを防げます。

二つ目は、敷地境界に防水壁を設置する方法です。
防水壁を設置すると、敷地内への濁流の侵入や漂流物による建物の損傷を防げます。水害リスクを低減する方法として、検討してもよいでしょう。

三つ目は、建物をピロティ方式にすることです。
ピロティ方式とは、高床式の住宅のことです。1階部分の床を高くすることで建物内への水の侵入を防ぎます。また、普段は1階部分を駐車場などに利用できることも特徴です。
敷地内への水の侵入はあるものの、建物自体への水の侵入や損傷を最小限に留められます。

四つ目は、建物にRC造の防水壁を設置することです。
防水壁を建物1階部分に設置することで建物を頑丈に保ち、水害による水の侵入、濁流や漂流物による建物への損傷も防げます。

最後は、2階部分だけで生活できるように内装を設計することです。
水害が起きた場合、1階部分は浸水のリスクが高まります。よって、キッチンやトイレなど生活に必要な施設を2階部分に集約することで、2階のみで生活ができます。
また、コンセントの高さを上げておくことや分電盤を1階と2階で分けるなどの工夫をすることで、水害リスクを最低限に抑えられます。

宮崎住宅建設工業株式会社は、1983年の創業以来市内を中心に多くの家づくりに携わってきました。
宮崎住宅建設工業株式会社の特徴は、家にも個性を追求していることです。土地を読み、住む人の趣味やご家族の話を細やかに聞いて、世界に一つだけのその人にあったプランを提案します。また、宮崎住宅建設工業株式会社では高断熱かつ高性能な住宅を誰もが手が届く価格で提供しています。夏は涼しく冬は暖かい、省エネ性能で快適に暮らせる住宅です。
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